ゴールデンハニードワーフグラミー(GHD)の飼育方法をご紹介!【混泳/繁殖/餌】
ゴールデンハニードワーフグラミー(GHD)は小型の熱帯魚で小型の水槽でも飼育でき、更に協調性が高く混泳も比較的しやすいです。今回はそんなゴールデンハニードワーフグラミーの餌や水質や繁殖などの飼育方法と寿命や値段についてご紹介していきます。
最終更新日2020.05.06
ゴールデンハニードワーフグラミー(GHD)はどんな熱帯魚?
もともとは、東南アジアに生息する「ハニーグラミー」から品種改良された魚です。
丈夫で飼育しやすく、協調性が高いため混泳が可能、値段も安価でいつでも手に入るなど、特に初心者向けの要素を数多く持っている魚でもあります。
そんなゴールデンハニードワーフグラミーの生態と飼い方についてまとめてみました。
大きさ
ゴールデンハニードワーフグラミーは大きくなっても4センチほどにしかなりません。
そこまで活発な魚でもないので、小型水槽でも十分飼育することが可能です。ペアだけでの飼育なら、30センチ程度の水槽でも余裕をもって飼育できます。
熱帯魚の飼育水槽としてはもっともスタンダードな60センチ水槽なら、5ペアくらいをまとめて飼育したり、他の熱帯魚と一緒に飼育することも可能です。
水草とも相性ばっちりなので、ぜひ水草を植え込んだ美しいレイアウト水槽で飼育してみてください。
値段
ゴールデンハニードワーフグラミーは美しく飼育しやすい小型魚ですが、値段が安く手に入れやすい魚でもあります。大きさによって多少の差はあるものの、だいたい1匹数百円です。年間を通しても、価格の変動もほとんどありません。
ゴールデンハニードワーフグラミーは改良品種で、東南アジアを中心に世界中で繁殖されているため、安定して大量に輸入されています。そのため、値段が安く安定しているのです。
人気の魚なので売り切れてしまうことはあるかもしれませんが、輸入が止まって手に入らなくなることはないでしょう。
寿命
ゴールデンハニードワーフグラミーはグッピーやネオンテトラに比べると長寿ですが、4~5年程度の寿命と考えられています。
家庭で飼育する場合、幼魚を飼うのか、若魚を飼うのか、成熟した個体を飼うのかで、飼育寿命が変わってきます。
また、繁殖経験や混泳の有無など、飼い方でも寿命は少しだけ変わります。
好みで選ぶといいでしょう。
餌
ゴールデンハニードワーフグラミーは何でもよく食べる雑食性で、人工飼料にも簡単に餌付いてくれます。
ただし、口が小さいので、あまり大きな餌は食べられません。
水質
ゴールデンハニードワーフグラミーの原種であるハニーグラミーは、東南アジアの流れの緩やかな小さな河川に生息しています。
こういった河川は、落ち葉の成分などが溶け込んだ弱酸性の水質です。ハニーグラミーの改良品種であるゴールデンハニードワーフグラミーも、弱酸性の水質を好みます。
ただ、品種改良の過程で長く人の手で飼育されているので、水質にはうるさくありません。
水温
ゴールデンハニードワーフグラミーの原種であるハニーグラミーは、東南アジアの小川に生息しています。
暖かい熱帯地域で、昼夜の温度差も少ない場所です。
また、ゴールデンハニードワーフグラミーの養殖も東南アジアを中心に行われています。このことから、ある程度の水温を保つ必要があります。
ゴールデンハニードワーフグラミーは小型の熱帯魚の一種です。
「アナバス」というグループに属する魚で、アナバスの中でも小型の種類です。
この仲間は「ラビリンス器官」という特殊な器官をもっていて、普通の魚と同じエラ呼吸のほかに空気呼吸ができます。