初心者におすすめの熱帯魚の種類18選！飼育しやすい人気の熱帯魚はコレ！

ラミレジは観賞魚として古くから知られる「ドワーフシクリッド」の一種です。南米のアマゾン川に生息しています。
ドワーフシクリッドの中には飼育が難しく、初心者向けとはいいがたい種もあるのですが、ラミレジは比較的飼育が簡単で、初心者の方にもおすすめです。ドワーフシクリッドの入門種としても人気があります。

とても複雑な色合いをしていて鑑賞効果が高く、思わず見とれてしまいます。東南アジアで養殖されたものは安価ですが、ドイツブリード、国産ブリードのものは高価です。

また、バルーンラミレジ、ネオンブルーラミレジなどの改良品種も売られています。ただし、国産ブリードの個体は特に美しく、丈夫で飼育しやすいというメリットがあります。少々高価ですが、初心者の方は国産ブリードの個体を飼育すると安心です。シクリッドなのでやや水質に敏感ですが、落ち着いてしまえば丈夫です。

ベタは長いヒレに美しい色と、非常に鑑賞効果の高い魚です。

東南アジアに生息していますが、鑑賞用に売られているもののほとんどは改良品種です。「ショーベタ」と呼ばれるものもおり、手をかけて美しく育てられているので、そのぶん高価ですが人気があります。

初心者の方ほど、「コップで飼える」という印象が強い種ですが、きちんとセッティングした水槽で飼うべき魚です。「ラビリンス器官」という独自の呼吸器をもっていて、水中の酸素が足りなくても空気呼吸することができます。そのため酸欠に強く、飼育が簡単で、初心者の方でも飼いやすい魚です。

オス同士は相手が死ぬまで争うことで知られ、タイでは「闘魚」というショーになっているほどです。他種の魚には無関心ですが、長いヒレをつつかれることがあるので、できれば一匹だけで飼いましょう。

コリドラスは南米のアマゾン川に生息する、小型のナマズの仲間です。

観賞魚というより、「水槽のお掃除屋さん」として有名ですが、コリドラスだけで飼育しても十分鑑賞に堪えます。
小型の観賞魚としてはやや地味ですが、活発で見ていて飽きない魚です。多くの種類がいますが、中には飼育の難しい種類もいます。初めて飼うなら、アエネウス、パレアトゥス、アドルフォイあたりが飼いやすいでしょう。

特にアドルフォイは美しく、人気があります。「ロングノーズ〇〇」などとついている種は、鼻が長いだけでなく体自体が大きいので、小型種と呼ぶには無理があります。

また、ピグマエウスなどの小型種は水質の変化に敏感なので、飼うなら注意しましょう。性格はおとなしく、複数で飼えば群れを作る様子も見られます。基本的には丈夫で飼育しやすい種ですが、高水温に弱いので、特に夏場は注意しましょう。

10～20センチほどの中型クラスの魚たちです。

個性的な種が多く、ハマるものがあればのめり込むこと間違いありません。小型魚よりも体が大きいので、個体そのものの鑑賞効果が高いグループと言えます。繁殖も楽しめるものが多いので、楽しみ方が広がります。

これは大型魚も同じですが、ショップで売られているときはたいてい、小さな幼魚の状態です。初心者の方に多い事例ですが、小型魚だと思って飼育し始めると、水槽がパンクしてしまいます。大きさの見通しを誤ったまま飼い始めることが多いので、注意しましょう。

エンゼルフィッシュはグッピーと並ぶ超有名種で、観賞魚として古くから根強い人気があります。南米のアマゾン川に生息しています。ブルーやゴールデンなど、いくつかの改良品種も知られています。「ワイルドエンゼル」と呼ばれる野生最終個体はやや神

経質で飼育が難しいので、初心者の方は避けたほうが無難です。全長は10センチ程度ですが、高さがあるので大きく感じます。飼うときはなるべく深い水槽を使いましょう。

意外と性格がきついので、複数で飼うときは大きさをそろえて弱い個体が出ないように注意しましょう。
基本的には簡単に飼育できますが、水質の変化に弱い面があります。

タイガープレコは吸盤のような口をしたナマズの仲間です。プレコの仲間もたくさん種類がありますが、タイガープレコはその中でも小型の部類に入ります。飼いやすいプレコで、初心者の方でも安心して飼育できます。タイガーバンドと呼ばれるバンド模様が名前の由来ですが、この模様には個性があります。好みの個体を探すのも楽しいでしょう。タイガープレコだけを集めるマニアがいるほどの人気があります。

物陰に隠れる習性が強く、鑑賞効果が高いかと言われれば微妙なところですが、個体そのものは小型プレコの中でも屈指の美しさです。こだわって探すならワイルドと呼ばれるものから選んだ方が選びがいがありますが、ブリード物の方が飼育が簡単です。

草食性で、専用タブレットフードの他、きゅうりなども与えることができます。ただし、水草も食べてしまうので、水槽内で水草を育てることはできません。基本的には丈夫ですが、酸欠と高温に弱い面があります。ちなみに、流木が大好きなので、多めに入れてやるといいでしょう。