【獣医師監修】犬にチョコレートは絶対ダメ!食べた際の対処法を紹介!
犬にチョコレートはダメという知識を持っていても、なぜ食べたらいけないのか詳しく知らない飼い主さんもいるでしょう。また、気をつけていても誤食してしまったという非常事態はどんな家庭でも起こりえます。もしもの時の対策として犬とチョコレートの関係を知っておきましょう。
最終更新日2020.05.06
誤食の理由で1番多いのは、テーブルの上などに「出しっぱなし」にしていたことによる事故です。
特に、大人の場合は「犬にチョコレートは危険」という意識から片づける方が多いので、さほど数は多くありません。
しかし、お子さんがいる家庭だと大人が気づかぬうちに、食べかけのまま犬の口が届く場所に置いて出かけてしまったというパターンが増えます。
お子さんと一緒に帰宅したらチョコレートのパッケージごと散乱…という非常事態が待ち受けてしまうので、必ずお子さんが食べた後のお菓子の行方は大人がチェックするようにしましょう。
届かない場所に保存
犬がいたずらまがいに引き出しや扉を開けてしまって、お菓子をゲットしてしまうケースもよくあります。
「高さのあるテーブルの上だし大丈夫」
と思っていても、椅子などをうまく使って段差を作り、執念で食べ物をあさる犬もいます。
「うちの子がまさか」という例が多いため、食べられたくないものは犬が引っかいたり鼻でつついても簡単には開かない扉がついている場所に保管しましょう。
特に、お菓子作りを趣味にしている人は、出来上がりは必ず冷蔵庫へ入れてください。
外に出しているとそのいい匂いにつられて、いたずらをしたいわけではない犬たちもついつい本能で食べ物に向かって行ってしまいます。
まとめ
愛犬がチョコレートを誤食してしまったら、「なぜもっと気をつけてあげられなかったんだろう…」と自分を責めてしまう飼い主さんも多いかと思います。
また、死亡例もあるチョコレート中毒のリスクを思えば、その気持ちはなおさらで、愛犬のことが心配になるでしょう。
チョコレートを誤食してしまっても、その後の対処で最初の1歩が早ければ、中毒症状にまで至らずに元気に過ごせる子もたくさんいます。
まだチョコレートの誤食を経験してはいない飼い主さんも、今まさにどうしようかと不安になっている飼い主さんも、対処法を知って落ち着いて行動すれば、愛犬の命は救うことができます。
お家に潜むおいしいチョコレートの危険を、ぜひ家族みんなで共有しておいてくださいね。