猫は久しぶり会う飼い主を忘れるのは記憶力が悪いから?猫の記憶力について紹介
連休で猫を預けたり、出張でしばらく家を離れて久々の猫との再開は飼い主にとってはとても嬉しいことですが、猫はそっけない態度や逃げる出すこともあります。そんな時疑問に思う、猫の行動や記憶力について、猫は記憶力がよいのか解説します。
最終更新日2020.05.06
猫は記憶力は良い?悪い?
猫は嫌なことを忘れないと聞いたことがありませんか?
それは自分に関係あることのため長く覚えてる影響です。もちろん自分に関係あることであれば楽しいことや嬉しいことも長く覚えています。特に興味がないことや自分に関係ないことはすぐに忘れることが多いです。
そのように猫が自分に関係のあるものに関しての記憶力は良いといえます。
その他研究でわかっていることや久しぶりに会った飼い主に対しての態度について説明します。
猫の記憶力の研究
猫の記憶力についての研究は日々おこなわれています。アメリカの研究結果では猫は関心のあるものに関しての記憶であれば16時間継続するという研究結果がでています。
特に人間が数字を覚えるような短期記憶力は猫は長いとされています。
瞬間的に嫌なことが起こった場合、10分以上も記憶しているといわれています。
その中でも印象の強いものはさらに長い間記憶に残ってしまいます。
猫の記憶力は物によっても変わり、興味あるものなのか、また自分に関係あるものなのかで大きく変わります。
その中で一番覚えがよいのが食べ物に関してです。
食べ物は生きるために必要なものです。
食べ物に関しての記憶力はかなりよく、食事をくれる人間や食事の場所はかなり印象に強く残ります。
猫にとっては飼い主という認識よりも餌をくれる人としての印象が強いことが多いです。
久しぶりに会う飼い主を忘れたような態度をとる理由
猫の視力は人間の10分の1程であるといわれています。そんな猫たちが飼い主を把握するのはニオイや声、足音であることが多いです。
外で様々な場所に行き、様々な人間に会う人間は様々な匂いを付けて帰ります。
猫にとっては飼い主がいつもと違うニオイのため警戒して威嚇し距離をとって、しばらく様子を伺うことがあります。
実は猫は忘れてしまうわけではなく、飼い主かどうか確かめて距離をとっている場合が多いです。
猫が確認している時間はニオイを嗅ぎにくることがありますので、声をかけることなくゆっくりと嗅がせてあげてください。
確認が終われば近づいてくるため、しばらくしてから「やっと思い出してくれた」と飼い主が思うのは思い出したわけではなく、確認作業が終わったためであることが多いです。
猫の記憶力・物覚えに関するQ&A
多くの方が疑問に思っている猫の記憶力に関することを解説します。
猫は親・兄弟の事を覚えている?
猫を里帰りさせてあげたいと考えている飼い主も多いと思いますが、せっかく里帰りさせ、親や兄弟に合わせても大喧嘩になる可能性があります。
拾われた猫やペットショップの猫など早くから親元から離された場合は、残念ながら記憶に残っていません。親や兄弟に合わせても覚えていないため、知らない猫として認識し、大喧嘩になる可能性があります。会わせる場合は、初めは柵越しにするなど様子を見ながら怪我をしないように注意してください。
大人になってから離れ離れになった場合も何年もあいてしまうと忘れてしまいます。
久々に会わせる場合もご注意ください。
猫がトイレを覚えないときどうすれば?
子猫の場合は覚えるのが早いトイレのしつけですが、成猫になり、病気や環境の変化の影響でトイレの失敗が増えることが増え、トイレのしつけに対して困っている飼い主も多いのではないでしょうか?
成猫のトイレのしつけは根気強くおこなう必要があります。まずトイレはいつも清潔な状態にし、猫がしやすい状態を作ってあげましょう。
その上で、猫が失敗しやすい場所は行けないように行動の制限を行い、失敗場所は丁寧に掃除をおこないます。
猫の大体のトイレの時間の把握ができればその時間は猫の行動に注意し、排泄しそうであればすぐにトイレに連れて行ってあげてください。出来るだけトイレから離れて静かな環境を作ってあげましょう。
以下で猫の生活にとって必須の清潔に保つために必要なことを紹介しています。
ぜひ、ご覧ください。
飼い主に対しての記憶力の維持に必要なこと
猫に忘れられないようにするためには、猫にとって興味のある必要な存在に思わせる必要があります。
猫はごはんをくれる人間は長い間覚えています。
家族で飼育している場合も、世話をし、ごはんをあげるようにしてあげれば、ごはんをくれる人物として長く記憶に残してくれます。
世話にノータッチな場合はしばらく離れると忘れられてしまう場合がありますので、猫の世話を大切なスキンシップとし、しっかりとおこないましょう。