ミニブタを飼いたい!ミニブタの値段・価格や飼育に必要な餌についてご紹介

ミニブタを飼いたい!ミニブタの値段・価格や飼育に必要な餌についてご紹介

きれい好きで頭が良く、海外セレブもメロメロにしていると言われているペット、ミニブタ。飼ってみたいと思ってもミニブタ自体の値段や飼育にかかる費用が気になりますよね。ミニブタの値段や一緒に暮らすためにかかる初期費用や毎月かかる費用、飼い方などを解説してきます。

三日月
ライター

三日月

養豚業から営業へ転職、その後動物園飼育員をやっていたヘンテコライター。ネザーランドドワーフ♀と同棲中。うさぎが好き。

記事の目次

  1. 1.ミニブタの値段・価格は?
  2. 2.ミニブタの特徴
  3. 3.ミニブタの飼育に必要なもの
  4. 4.ミニブタの飼育
  5. 5.ミニブタを飼育する上での注意点
  6. 6.ミニブタがかかりやすい病気

まず信頼できる獣医さんを見つけること

ミニブタをペットとして飼っている人はまだ多くはありません。動物病院自体はたくさんあるのですが、実は犬と猫しか診察できない、診察経験がない動物はお断りしているという獣医さんも少なくありません。

ミニブタをお迎えする前に必ず家畜のブタや実験動物のミニブタを診察したことがあり、かつペットのミニブタを診察してくれる獣医さんを探しておいてください。珍しい動物であればあるほど体調を崩してから、もしくは大怪我をしてしまってから獣医さんを探しても見つからず、手遅れになってしまう可能性が高いのです。

ミニブタは信頼のおけるところで購入すること

ミニブタを飼う時は信頼のおけるブリーダーや牧場から購入しましょう。

小さいころは産業用のブタもミニブタもマイクロブタも同じくらいの大きさであり、ほとんど見分けがつきません。そのためミニブタと装い、価格が安い産業用ブタの赤ちゃんを売りつけるという悪質な業者も存在しているのが現状です。妙に生体の値段が安い場合は注意した方が良いかもしれません。

ミニブタの力に注意

ミニブタはとても力が強いです。

元々はイノシシであるブタは地面に埋まった食べ物を探すため、鼻で土を掘る習性があります。この習性はペットになっても変わらず、地面だけではなくあらゆるものを鼻を押し付けて探ろうとします。

大人のミニブタの力は非常に強く、油断している時にいきなり足を思いっきり押されるとひっくり返ってしまうこともありえます。また部屋の中にあるもの、庭に置いてあるものなどあらゆるものをひっくり返して破壊されてしまう可能性もあります。

壊されて困るものはミニブタの行動範囲内に置かないことを心がけましょう。大きな体の割にジャンプ力があることも忘れないでくださいね。

大きな声に注意

ミニブタはとにかく鳴き声が大きいです。

機嫌が良い時は「ブッブッ」と比較的小さな声で鳴きますが、怖いことや嫌なことがあった時は「ブギャー!!」「プィィ!!」ととてつもなく大きな声で騒ぎ立てます。

ミニブタの声は数十メートル離れていても聞こえるほどの大きさであり、戸建てあっても隣の家の人に存在を気づかれずに飼うことはできないものと考えてください。その鳴き声は集合住宅では確実にご近所トラブルに繋がるボリュームです。

するどい牙に注意

オスのミニブタには牙があり、この牙は一生伸び続けます。実はこの牙がやっかいで、よく切れるため軽く触れただけでも何針も縫うような大ケガをする可能性があります。産業豚の牧場ではこの牙で大ケガをして入院してしまった人もいます。

やっかいな牙ですが、去勢をすることで伸びるスピードを遅くすることができます。(去勢をしても牙の伸びを完全に止めることはできません。)牙が伸びた時はヤスリや小さいノコギリで削るか、あるいは獣医さんに麻酔をかけて切ってもらう必要があります。自分でやることはオススメしませんが、どうしてもやる場合はブタに噛まれないように十分注意してください。

自宅で牙を切った方の動画です。どんな感じで牙を切ったのか詳細の場面はありませんが、ミニブタが眠る隙を狙って作業をしたためためなんと5時間もかかったようです。

固い爪にも注意

ミニブタのヒヅメ

ミニブタのヒヅメはとっても固いよ!

ミニブタは鯨偶蹄目(くじらぐうていもく・げいぐうていもく)に分類される動物であり、4つに分かれたヒヅメをもっています。ヒヅメが固く体も重いミニブタに踏まれると非常に痛いです。

このヒヅメは非常に固く、犬や猫用の爪切りでは全く歯が立たないためニッパーとヤスリを使って切ります。爪を切る時はミニブタを寝転がらせないといけないため、小さい頃から慣らしていないと自宅でケアすることは非常に難しいです。

数は少ないですが、ミニブタの爪切りをしてくれる獣医さんもいるので探してみるのも良いでしょう。爪の伸び方にもよりますが、健康のためには年に1回は切りたいところです。

避妊や去勢をすることを検討する

去勢が必要な理由

オスのミニブタは去勢手術をすることをおすすめします。

牙の項目でも書きましたが、オスのミニブタには鋭い牙があります。また性成熟を迎えて大人になるとマウンティング行動が見られるようになります。メスくらいの大きさのものに乗るだけなら良いのですが、人間(特に子供)にマウンティング行動を取ると非常に危険です。

性的に成熟しているにも関わらず繁殖行動がとれないことは大きなストレスになるとも言われているため、繁殖を考えていない場合はなるべく早いうちに去勢してしまう方が人にもブタにも優しい飼い方と言えるでしょう。

避妊が必要な理由

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ミニブタがかかりやすい病気

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