犬のマズルコントロールって何?その意味や効果とやり方についてご紹介!

あなたは犬のマズルコントロールという言葉を聞いたことがありますか?聞いたことがあるけど詳しくは知らない、聞いたこともないという人もいると思います。犬との信頼関係を保つのにも役立つとても大切なコミュニケーションであるマズルコントロールについて説明します。
最終更新日2020.05.06
マズルコントロールって何?
マズルとは?
マズルとは、日本語で「口吻(こうふん)」を意味します。
英語にすると「Muzzle」です。
直訳すると銃口という意味もありますが、今回は犬の口吻をコントロールする、マズルコントロールについてご説明します。
マズルコントロールをする意味は?
犬はマズルを掴まれると何もできなくなってしまいます。
犬が恐怖を覚えると、相手に対して唸ったり、噛むという行動をとると思います。それらの自由をすべて奪ってしまうため、犬はマズルを掴まれることをとても嫌がります。
しかし、マズルコントロールを続けることで、犬は飼い主に対して「この人には適わない」と理解するようになるでしょう。
また、マズルコントロールをすることにより、犬は身体の部位を触ることに慣れていくため、歯磨き等も簡単にできるようになるでしょう。
このように、マズルコントロールには様々な意味があるのです。
マズルコントロールの効果の程は?
また、マズルコントロールが向かない犬もいます。
臆病な犬はマズルコントロールをされることにより、さらに飼い主に対して恐怖を覚えてしまう可能性があります。
トイプードル等、身体が小さくて可愛らしい犬でも、手のつけられない犬になることはたびたびあります。
特にトイプードルは頭が良い犬種であるため、一度飼い主のことを下に見てしまうと、なかなか言うことを聞いてくれなくなってしまいます。
そのため、犬の性格によってマズルコントロールを使い分けることをおすすめします。
マズルコントロールのやり方
犬の鼻先に指を軽く置く
犬にマズルを触っても何も嫌なことは起こらないと認識してもらいましょう。
まずは犬の鼻先に指を1本置いてみましょう。
嫌がるようであれば優しく声をかけてあげます。
嫌がる素振りを見せないようであれば、その指を2本、3本と増やしていきましょう。
犬のマズルを掴む
ガッチリと犬のマズルを掴む必要はありません。
あくまで常に優しく扱ってあげます。
ただし、犬のマズルを掴んだら、離してはいけません。
力加減が難しいかもしれませんが、犬が嫌がっても離さないようにしましょう。
マズルを動かす
犬が嫌がっていないようであれば、褒めてあげます。
そして、ゆっくりと掴んだマズルを上、下、ぐるっと一回転等、いろいろ動かしてみましょう。
それでも犬が大人しくしているようであれば一旦やめ、思い切り褒めてあげましょう。
みなさんはマズルコントロールという言葉を聞いたことがありますか?