ドーベルマンの価格・性格・大きさ・飼い方をご紹介!
警察犬や警護犬として活躍しているドーベルマンは、強くて近寄りがたい印象の犬種です。見た目と違ってドーベルマンは、実は穏やかで飼い主に忠実な犬です。そんなドーベルマンの価格や性別の違いによる性格、大きさや飼い方についてご紹介します。
最終更新日2020.05.06
ドーベルマンとはどんな犬?
ドーベルマンは、そもそもドーベルマン・ピンシャーと呼ばれていました。
ドイツ在来の短毛牧羊犬、ジャーマンピンシャーに、ジャーマンシェパード、ロットワイラー、ワイマラナー、マサチューセッツテリアなどを交配して作出されました。
感覚が鋭敏、従順、嗅覚に優れているため、番犬や伴侶犬として迎え入れられました。
ピンシャーはドイツ語でテリア(牧羊犬)のこと。ドーベルマンが軍用犬、警察犬として功績を残したことで、ドーベルマンにピンシャー(牧羊犬)のカテゴリーはふさわしくないとして、正式名がドーベルマンとなりました。
種類
ドーベルマンは、ヨーロピアンタイプとアメリカンタイプの2種類があります。
ヨーロピアンタイプは、軍用犬や警察犬として活躍してきた、どっしりとした大型のドーベルマンです。
アメリカンタイプは、家庭犬として改良されたタイプでやや小さい。人懐こく穏やかな性格です。日本で飼われている半数以上が、アメリカンタイプです。
写真・画像
子犬
ドーベルマンとはいえ、子犬の頃はコロコロとしていてとても可愛いですね。
ただ子犬の頃に体重が増えすぎると、細い足が曲がる障害になるそうです。太りすぎには注意が必要です。
成犬
あれ?私もドーベルマンだったかな?#ミニチュアピンシャー#ミニピン#ドーベルマン pic.twitter.com/DDzT5aCWop
— フェイ (@fee0720) June 14, 2017
優雅で力強く引き締まった身体をしています。
画像の一番左端の子は、ドーベルマンに似た犬ですが、小型犬のミニチュアピンシャーという犬種です。
歴史
19世紀後半ドイツの犬の繁殖家、フリードリッヒ・ルイス・ドーベルマン氏が作出。ドーベルマンという名前の由来になります。
ドーベルマン氏の本業が税務職員で、金銭を持ち歩くことが多かったため、優秀な護衛犬を作出したいと考え、ドーベルマンという犬種ができあがりました。
ドーベルマンは護衛犬としてよく働きながら、愛情深い家庭犬でもありました。
世界中で警察犬として採用されることになり、戦時中は軍用犬として戦地に赴くことも多くあったそうです。
戦後はアメリカで人気が高まり、ドッグショーにも盛んに出場しました。
1976年、全身クリーム色のアルビノ個体が突然変異で生まれます。アルビノの出現は、人気に便乗して多くの犬を売ろうと、近親交配をしてきた結果です。アルビノ遺伝子を親から受け継いでいる場合、外見だけでは判断できないため、アルビノ因子を持つ犬については、登録番号の末尾に英語の「Z」を付けるゼットナンバーという制度を導入しています。
大きさ・体重
ドーベルマンは大型犬に分類されます。
- 標準的な体高は、オスでは68~72㎝、メスでは63~68㎝
- 標準体重はオスは35~45㎏、メスは28~35㎏