犬が好きな音・音楽を紹介!また犬が嫌いな音についても紹介!

犬が好きな音・音楽を紹介!また犬が嫌いな音についても紹介!

愛犬が音に対して敏感に反応するのを見ていると、犬の好きな音・嫌いな音とはどんなものだろうと考えたことはありませんか?できれば毎日の暮らしの中で愛犬の好きな音を聴かせて、リラックスしたり喜んでほしいと思いますよね。今回は犬の耳と音の関わりについてお話します。

orion
ライター

orion

動物病院で看護師として7年半勤務し、現在は動物の訪問介護・ペットシッター・飼い主さん向けセミナー講師を行っています。甘えん坊な猫1匹と同居中。

記事の目次

  1. 1.犬が好きな音
  2. 2.犬が好きな音楽
  3. 3.犬が嫌いな音
  4. 4.犬だけに聞こえる音は?
  5. 5.まとめ

犬が好きな音

寝転んで気持ちよさそうな犬

犬にとって「その音が好き」と思うきっかけは、音と同時に起こった「嬉しいこと」との関連付けであることが考えられています。

例えば、車が自宅の駐車場に入る時の音を聞いて、愛犬が尻尾を振りながらお出迎えの準備をしに行くのを見たことがある飼い主さんもいるでしょう。

このように、自分にとって嬉しい・楽しい記憶がよみがえってくる、再現される瞬間を待ちわびるきっかけになる音=犬の好きな音と言えます。

犬の好きな音①「ごはんの袋・容器を開ける音」

ドッグフード

犬にとって1日の中で大好きな時間の1つは、食べる時間です!
体内時計もあいまって、ごはんの時間が近づくとそわそわする子もいるでしょう。

そこに袋のカサカサ、ゴソゴソ、ドライフードがぶつかり合ってカラカラと立てる音は、犬にとって「やったー!」と待ち望んだ時間です。

ウェットフードなら、缶詰のフタをパキッと開ける音もおいしいものが出てくる合図として犬にとって嬉しい音になりそうです。

犬の好きな音②「飼い主さんの嬉しそうな声」

なでてもらっている犬

犬とコミュニケーションする時には、ほめたり、一緒に笑ったり楽しんだことがたくさんあるでしょう。

犬にとって大好きな飼い主さんが嬉しい時や、自分が正しいことをして飼い主さんが喜んでくれた時は、やはり喜びの記憶として強く残りやすいものです。

「えらいね!」「グッド!」
いろいろな言葉でかけてもらえるほめる声は、愛犬にとって好きな音に間違いありません。

犬の好きな音③「おもちゃの音」

おもちゃと犬

犬の狩猟本能をかきたてるおもちゃの音も、楽しく遊んだ時間の思い出として関連付けされやすい音です。

中でも、口でくわえた時に音が鳴るおもちゃは、自分の気持ちを盛り上げてくれるだけでなく、「どうやって噛んだら楽しい音が出るかな?」と頭で考えることでワクワク感も生み出してくれます!

おもちゃは噛んだり振り回しても良いものとして飼い主さんから与えられているので、犬にとって思いっきりストレス発散できるグッズとして楽しい気持ちにさせてくれます。

犬の好きな音④「自然の音(ネイチャーサウンド)」

海辺の犬

人の脳は、自然の音である

  • 川のせせらぎ
  • 小鳥のさえずり
  • 波の音
  • 風が優しく木々を揺らす音
などを聞いた時にリラックスし、脳からα波が引き出されることが報告されています。

東京大学の研究によって、人とチンパンジーが音の認知に対して同じような脳波を発することがわかりました。
チンパンジーの覚醒時における脳波計測に成功

つまり、動物の間でも人がリラックスできる音に対しては、同じような効果が発揮されるのではないかと考えられています。

飼い主さんと一緒に川辺や山道をのんびり歩いたことがある子なら、気持ちがほぐれた思い出から、より自然の音を聞くことでリラックスしてくれるかもしれませんね。

犬が好きな音楽

犬と音楽の関係性は、これまでにもいくつか研究されてきたり、時には犬専用の音楽としてもたくさん作られてきました。

犬の好きな音楽となると、リラックス効果が得られる音楽かな?と思いますよね。

もちろんそれもあるのですが、最近ではなんと実際に「犬が楽しんだ」音楽についての研究結果も示されています。

クラシック音楽

犬とピアノ

人の脳からα波を引き出す音楽としてよく知られているのは、クラシック音楽です。
クラシック音楽はネイチャーサウンドと同じく「癒しの音」としてよく知られています。

2015年のグラスゴー大学とスコットランド動物虐待防止協会(Scottish SPCA)が行った調査では、実際にクラシック音楽が犬を落ち着かせたという結果が報告されています。

これを考えると、犬でもやはり人と同じα波が出ていることが考えられますね。

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