なぜ犬の散歩が必要なのか?メリットや回数・頻度と散歩のマナーについてご紹介!
あなたは愛犬の散歩をしていますか?また、その散歩の回数や頻度はどの程度でしょうか?犬の散歩は犬だけでなく飼い主にとってもとても大事なものなのです。犬の散歩が必要な理由や、散歩によるメリット、散歩のマナーについてもご紹介します!
最終更新日2020.05.06
犬の散歩を始めるタイミングは、早いにこしたことはありません。
ただし、ワクチンの接種を完了してからにしてください。
ワクチン接種が終わっていないのにも関わらず散歩に行ってしまうと、様々な感染症を発症する危険性があります。そのため、ワクチン接種の際に獣医師に散歩を行くタイミングを聞いてみると良いでしょう。
ワクチン接種が無事完了したら、先述したとおり社会化を身に付けるためにも、子犬の頃から積極的に散歩をするようにしましょう。
ただし、子犬は自分の体力を把握していなく、いつまでも楽しく散歩をしようとしますので、飼い主側で子犬の体力をコントロールしてあげる必要があります。
散歩の回数や時間の目安
家の中で散歩の練習
もちろん最初から外に出て散歩を始めても問題はありません。
しかし、首輪やリード、ハーネス等に違和感があるとそれが気になって散歩に集中しない可能性があります。そのため、まずは家の中で散歩の練習をしてみましょう。室内でリードやハーネスをつけ、家の中を散歩します。それを何日か続けることで、犬はリードやハーネスに慣れていきます。
まずは近所を軽く散歩しましょう
子犬の散歩デビューをしてから、まずは近所を軽く散歩してみましょう。
犬は様々なものに興味を示します。子犬のうちは体力も少ないため、近所を5分程散歩をするだけで十分です。
散歩を不安がるような犬は、まずは抱っこをして近所を散歩してみても良いでしょう。飼い主に抱っこをしてもらうことで、緊張感が少しずつなくなり、外の環境にも徐々に慣れていくでしょう。
小型犬の散歩の回数・時間
小型犬の散歩をする際は、1日朝晩2回の合計30~50分程度の散歩で良いでしょう。
ウィペット等の運動量が多い小型犬はその限りではありません。運動量が豊富な小型犬は、1日1時間~2時間の散歩が必要な場合があります。
ただし、真夏等の暑い日の日中に散歩をするのは絶対にやめましょう。地面を触るとわかるでしょうが、真夏のアスファルトはとても熱いです。そのため、肉球にやけどをしてしまう可能性があります。
また、熱い空気が小型犬の身体を包み、熱中症等の症状が現れることも考えられます。小型犬の散歩は朝は日の出すぐ、夜は17時~20時頃の涼しくなった時間帯にすることをおすすめします。
中型犬、大型犬の散歩の回数・時間
中型犬や大型犬はほとんどの犬種が多くの運動量を必要とします。
大体1日朝晩2回の1時間~2時間程度の散歩が必要でしょう。ボーダーコリー等の運動量豊富な犬種は、もう少し多めの時間を確保する必要があるかもしれません。
中型犬や大型犬の散歩に関しても、日中の時間帯での散歩は避けましょう。
犬の散歩は時間がすべてではない
犬の散歩をする上で気をつけなければならないことは、散歩時間がすべてではないということです。
犬種や個体により最適な散歩の時間・距離等は異なります。
犬のあばら付近を触ってあばら骨がしっかりと触れるようであれば、それは痩せすぎの可能性があります。
毎日のごはんの量を増やし、散歩の時間や距離を見直す必要があるかもしれません。
逆にあばら骨が全然触れないのであれば、太りすぎかもしれません。毎日のごはんの量を見直し、散歩の質を上げる必要があるでしょう。
先ほど申し上げたとおり、犬の散歩は犬によって最適な時間・距離が異なります。犬の体重や体調と相談し、わからなければ獣医師に聞いてみるのも良いでしょう。
散歩がいらない犬は?
ペットショップで犬を見ていると、ペットショップの店員さんに「この犬種は散歩がいらないので飼うのが楽ですよ」と言われることがあります。
しかし、「散歩がいらない」というのは本当なのでしょうか?
結論から言うと、犬の散歩が必要です。犬の散歩は先述したとおり、社会化を身に付けたり、しつけをしたりする機会になるからです。
散歩がいらない犬というのは、運動量が少ないため散歩をする必要がないということです。
チワワ等の一部の小型犬は、愛玩犬として親しまれており、たしかに運動量という面では毎日の散歩は必要ありません。
しかし、散歩がいらないからといって家で運動をさせている犬は、ほとんど社会化が身に付いておらず、来客者に対して吠えたりし、近所迷惑になる可能性も考えられます。
そのため、どんな犬種であれ犬の散歩はしたほうが良いでしょう。
犬の散歩のマナーと注意点
排泄物の処理
当たり前のことですが、犬の散歩ではほとんどの犬が散歩中にうんちやおしっこをします。
特にうんちですが、きちんと家に持ち帰り、家で処分するようにしましょう。
うんちを放置することはしないようにすることはもちろん、おしっこも水をかけたりして薄めるのも飼い主のマナーのひとつです。雨の日であっても、犬の排泄物の処理は飼い主のマナーであることを忘れずにしましょう。
最後に犬の散歩のマナーについてです。きちんとマナーを守って健全な散歩を心がけましょう。