チャウシーとはどんな猫?画像・鳴き声・大きさ・値段をご紹介!
イエネコとヤマネコを掛け合わせたハイブリット猫種、チャウシー。大きな体に長い手足が特徴のチャウシーは、その印象的なルックスはもちろん、ヤマネコならではの身体力が魅力でもあります。今回は、そんな猫、チャウシーについて詳しくご紹介します。
最終更新日2020.05.06
チャウシーとはどんな猫?
チャウシーは人工的な繁殖にて誕生したイエネコとヤマネコを掛け合わせた短毛種の猫です。アビシニアンの血を引き継いでいるため、性格は人懐こく、それでいてヤマネコ特有の活発な面も持ち合わせます。
どっしりとした大きな胴体に長い手足。チーターを連想させるワイルドな見た目には、ほのかに品が漂います。
大型猫ではありますが、とても人懐こく甘えん坊な一面もあります。シュッと凛々しい顔には大きな瞳と耳が付属。日本では珍しい猫種であるためあまり見かけることこそありませんが、ペットとして飼育することは可能です。
写真
子猫
手足の長さが身体的特徴のチャウシー。子猫の時からすでにその特徴は見て取れるほど。
成猫
成猫にまで成長すると、体は大きくまるで長方形のようなシルエットに形成されます。その体から伸びる長い手足はやはり健在であり印象的です。
成猫になると子猫時代にくらべ、顔がシュッと凛々しい印象へと変化します。
平均寿命は10年〜15年前後といわれ、イエネコと同じくらいです。
鳴き声
チャウシーの鳴き声は比較的小さめ。
残念ながらチャウシーの実際の鳴き声動画を見つけることはできませんでしたが、「よく喋る猫」の類には入らない猫です。
大きさ
チャウシーの平均体重は、雌猫で約3kg〜5kg、雄猫であれば5kg〜7kg前後にまで成長します。
ヤマネコの血が入ったチャウシーの主食はお肉。穀物や野菜などは消化し辛い体質のため、市販のキャットフードを食べさせることで消化不良を起こしやすい傾向にあります。下痢や嘔吐が続く場合はご飯をなるべく肉中心にすると良いでしょう。
また、とても活発な猫ゆえに、運動不足が続くと肥満になりやすい傾向に。肥満は猫にとって病気のリスクが高まります。肝臓や腎臓に負担がかかり、短命になる猫もいます。食事に気をつける点と同じくらい、運動させることも意識しましょう。
歴史
チャウシーはイエネコ(アビシニアン)とヤマネコを人工的に掛け合わせたハイブリット猫です。
1960年から70年代にかけ、ヨーロッパにて誕生したと言われています。
1990年代以降、ヤマネコならではの野生的な見た目に目をつけた猫愛好家たちがこぞってチャウシーに興味をいだき、先進国を中心にブームとなりました。
その後1995年、チャウシーの繁殖から約35年たった年にTICA(アメリカの猫登録団体)に新種の猫として予備登録。2013年には正式に認知されるようになり、現在ではキャットショーにも登場するようになりました。
幾度の交配を繰り返しながら野生的な猫から徐々にペットとして飼いやすい性格へと変化してきました。しかしながら、まだ日本では希少価値が高く、飼っている方はとても少ないです。