ロシアンブルーの目の色は何色?【見本/成長過程】

ロシアンブルーの目の色は何色?【見本/成長過程】

柔らかくシルバーブルーの被毛が美しいロシアンブルー。とても特徴的な目の色をしているのをご存知ですか?実はロシアンブルーの目の色には、成長過程における秘密があったんです。この記事ではロシアンブルーの目の色を見本を交え、成長過程と共にご紹介します。

ダヤンねこ
ライター

ダヤンねこ

4匹の猫たちに、ニューフェイスが加わり、我が家の可愛い猫たちは5匹になりました!さらに賑やかになり、毎日笑いが絶えません。

記事の目次

  1. 1.ロシアンブルーの目の色は何色?
  2. 2.なぜロシアンブルーの子猫の目の色はブルーなのか?
  3. 3.ロシアンブルーの目の色Q&A
  4. 4.まとめ

ロシアンブルーの目の色は何色?

ロシアンブルーはロシアに土着していた猫が祖先といわれ,北極圏に近いアルハンゲル島の原産という説もあるそうですが、はっきりした事は分かっていません。

世界大戦のころは、ロシアンブルーも他の猫種と同様に個体数が激減し、絶滅の危機に瀕します。
そのため戦後はロシアンブルーを復活させるために、ブリティッシュショートヘアやシャムと交配。最終的にそれらも一つの血統に統合されました。

20世紀初期にはアメリカに渡りましたが、イギリスで交雑されたロシアンブルーとスカンジナビアに残っていたロシアンブルーを輸入して、これらの交配により育種を行ったといわれています。

ロシアンブルーと認められている目の色

ロシアンブルーと認められている基準は、シルバーブルーの被毛と猫の目の色はグリーンのみです。
目の特徴は、ラウンド型といわれる楕円形で、少し吊り上がったかっこいい形です。

しっかりした血統書を持ち、健全に繁殖されているロシアンブルーであれば、グリーン以外の目の色になりことはないそうです。

光の当たり方などで、黄色など違う色に見えることもあるようですが、ロシアンブルーの瞳には個体差があり見え方にも差があるそうです。

目の色を決める要因

Photo by Corsica_JP

猫の目の色を決める要因は虹彩に含まれるメラニン色素の量によります。
メラニン色素が多いと褐色系の色になり、少なくなるにつれ黄色系、緑・青系の色を持つ目になっていきます。

メラニン色素の量はそれぞれの品種の遺伝性によるもので、ロシアンブルーの目の色が鮮やかな緑色をしているのは、メラニン色素の量が少ない品種であることを示しています。

なぜロシアンブルーの子猫の目の色はブルーなのか?

子猫のころは淡い青色(キトンブルー)をしています。

生後間もないころはメラニン色素の量が少ないため、目の色が青色に見えます。その後成長とともにメラニン色素の量が増え、グリーンへと変化していきます。

ロシアンブルーの目の色Q&A

目の色は成長過程で変わる?

目の色が子猫のころのブルーからグリーンに変化する際は、まず瞳孔の周りからグリーンに変化していきます。その後、数週間から数か月かけて瞳全体がエメラルドグリーンへと変化していきます。

変化の仕方は個体差があり、片目ずつ変化していくロシアンブルーもいるそうです。

目の色には個体差はある?

生まれてしばらくの間はキトンブルーだったロシアンブルーの目の色も、成長するにしたがって少しずつグリーンへと変わっていきます。グリーンに変わり始めるのは個体差があり、早いと生後2か月ごろから変わり始める子もいれば、2歳ぐらいになってやっとグリーンへと変わる子もいます。

そして、目の色が変わるのは、メラニン色素の量が関係しています。

人間の体内でメラニン色素は、有害な紫外線から皮膚を守るために、日焼けさせたり髪を黒くする働きがあります。
猫の体内でも同じようにメラニン色素は作られています。
猫は人間のように肌が露出していないし、髪の毛も生えていません。その変わり目の色を決定づけています。

生まれたばかりの子猫はメラニン色素が少ないので、目の色は淡いブルーです。成長と共にメラニン色素が作られ定着し、目の色がロシアンブルーですとグリーンへと変わります。

ですが、同じロシアンブルーのグリーンの目にも個体差があります。同じロシアンブルーでも、メラニン色素の量はそれぞれ違います。

メラニン色素の量が多いと目の色は赤に近づきます。そのため、目の色が黄色がかったグリーンのロシアンブルーもいます。

目の色が黄色っぽいからといって、ロシアンブルーではないというわけではありません。安心して、かわいがってあげてください。

オッドアイって何?

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まとめ

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