猫のあくびは何かのサイン?猫のあくびの種類とその意味を紹介!
猫が何度もあくびを繰り返す様子を目にしたことはありませんか?眠たいからあくびをするのは人間も同じで全く問題なく自然なことです。しかし、あまりに頻繁だとその裏に病気が潜む場合もあります。今回はそんな、猫があくびをする理由について詳しく見て行きましょう。
最終更新日2020.05.06
猫が眠そうにしている時、身体を撫でたりブラッシングをしてあげるとあくびをする時があります。これは「気持ちが良い」ではなく「やめて下さい」のサイン。中にはリラックスゆえあくびをする猫もいますが、ブラッシングの途中、手を噛んできたり身体を移動すればこれは確実に嫌がっている証拠です。
飼い主が良かれと思い行うスキンシップでも、猫にはそれを求めるベストなタイミングがあります。これは人間でも言えますよね。「今じゃない、放っておいて」と1人で落ち着きたい時がある。
猫がそんな素振りを見せたら飼い主はそっと離れてまたベストな時期にスキンシップをしましょう。
猫のあくびがあまりに頻繁にある場合は?
猫があくびをする理由はこんなにたくさんあるのですね。しかし、中にはちょっと心配なケースも…。例えばこんな場合は注意が必要です。
くしゃみや涙を流しながらあくびをする
この場合、ただのあくびではなく猫風邪や気管支炎が疑われます。鼻腔が詰まり脳の酸素不足が起こりあくびが出てしまうケースですね。
あまりにあくびが多い時やあくびが止まらないなど、ちょっと不自然だと感じたら、すぐに受診しましょう。
うつむき加減であくびを繰り返す
下を向いてあくびを繰り返す場合は誤飲が疑われます。猫なりに必死に飲み込んだ異物を吐き出そうとしているのです。
この場合も、あくびが多いことや、必死に吐き出そうとするからあくびが止まらない、あとは食事が細くなるなどの症状が現れます。うんちが出ないこともありますね。
あくび以外の症状を見逃さないよう注意が必要です。
これらの気になる症状の他、あくびがきっかけで口腔内の病気を早期発見できることもあります。
例えば口内炎。これは猫の歯肉が赤く腫れるなど見た目でわかる症状の他、嫌なニオイがします。猫があくびをした際、口の中に赤みや腫れを見つけたり、口臭が気になった場合はすぐに病院で診てもらいましょう。中には口内炎ではなく、口腔ガンの可能性もあります。
他にも、唇が白く凹む好酸球性肉芽腫症候群という病気も発見できます。赤く腫れ上がる子もいますが、まるで唇の一部がぺこっと凹み、削ぎ取られたような見た目の病気です。犬歯付近の内側にできる子もいるため見過ごしやすい病気です。こちらは命に別状はありませんが、早期発見が重要になります。
猫があくびをした際は、これら病気を早期に見つけるチャンスでも、あると覚えておきましょう。
まとめ
猫がただあくびをする画像を見るだけで幸せになってしまう…あまりに無防備な姿に愛おしさを感じるからですね。
飼い主としては、あまり過敏に気にし過ぎず、けれど今よりほんの少し気にかけてあげると良いでしょう。
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