【獣医師監修】犬がバナナを食べるのは大丈夫?避けたほうが良い犬とは?
バナナは人間にとっては健康によい食べ物ですが、犬にとっては害を及ぼす食べ物ではないのか気になりますね。また、バナナの皮を食べてしまった場合、どう対処すればよいのでしょうか。そして、バナナを食べさせない方がよい犬とはどういう犬なのかを詳しくご紹介していきます。
最終更新日2020.05.06
与える量
バナナのカロリーは1本で約86kcalです。
人間にとっては、食べ応えがあるわりには、低カロリーですね。
しかし、チワワなど小さな体の犬にとってはかなりの高カロリーとなります。甘くておいしいので、犬も喜ぶとは思いますが、肥満予防のためにも、バナナを与えた分はドッグフードの量で調節しましょう。
あくまでも「おやつ」としての範囲を超えないようにしてください。
具体的に与える量は、下の表をご参考になさってみてください。
小型犬なら輪切り1つ分くらいですね。
犬の体重 | バナナのg数 |
1~3kg | 15g以下 |
5~10kg | 35g以下 |
15~20kg | 45g以下 |
30kg | 80g以下 |
40kg以上 | 100g |
与え方
犬にバナナを与えるときは、皮をむいて、小さな角切りにするか、できれば潰してペースト状にして与えましょう。
バナナをそのまま与えてしまうと、小型犬などは喉をつまらせたりすることもあります。
また、バナナを薄く切って、オーブンで焼いてバナナチップスにすると歯ごたえもあり、さらに喜んで食べてくれるのではないでしょうか。ひと手間かけることで、愛犬との心のつながりがさらに深くなるでしょう。
子犬には与えてよいのか
子犬にもバナナを与えることは問題ありません。食べてもいいとはいえ、子犬なので、もちろん少量です。
いつから与えても良いのかは、離乳食を終えて、パピー用のドッグフードを食べられるようになった頃からなら大丈夫でしょう。それは、バナナに限らず、犬用おやつ全般に関していえることです。
しかしまだ、体を作っていく成長期ですので栄養が偏ってしまったり、人の食べ物に興味を持ちドッグフードを見向きもしない原因を作ることは避けなければなりません。与え過ぎは気をつけましょう
与える量
アレルギーがある場合もあるので、最初はごく少量を与えます。それで問題なければ、上の表を目安にした量を与えてください。
与え方
子犬にバナナを与える場合は、潰すか裏ごしして、ペースト状にして少しづつ食べさせてあげてください。また、バナナは体を冷やすので少量にしてください。
バナナは子犬にも食べさせても大丈夫ではありますが、食べさせなければいけないというものでもありません。子犬のうちは、人間の食べ物を食べるクセはつけない方がよいでしょう。