ブルテリアってどんな種類の犬?性格・価格・飼いやすさについてご紹介!

ブルテリアってどんな種類の犬?性格・価格・飼いやすさについてご紹介!

日本でもアニメ「平成イヌ物語バウ」の主人公バウのモデルであることから、知名度が高い犬種のブルテリア。一見能天気そうな顔に見えるブルテリアですが、そんなイメージから異なる一面も。ブルテリアの性格や歴史、飼いやすさ等についてご説明します。

ケンピ
ライター

ケンピ

元ドッグトレーナーです。 現在は犬4匹、猫2匹と生活しています。 読みやすい記事を心がけます。

記事の目次

  1. 1.ブルテリアってどんな種類の犬?
  2. 2.ブルテリアの性格
  3. 3.ブルテリアの価格・値段
  4. 4.ブルテリアの特徴
  5. 5.ブルテリアの歴史
  6. 6.ブルテリアの飼いやすさは?

ブルテリアの特徴をご紹介していきます。ブルテリアは筋肉質で、がっしりとした手足が特徴的です。

そして何と言ってもブルテリアの一番の特徴は、その顔です。のっぺりとした顔と小さな瞳。とても愛嬌のある顔をしており、熱狂的なファンが多くいます。

大きさ

ブルテリアの体高は約50cm前後、体重は20kg程が適正です。

ブルテリアは体長と体高がほぼ一緒であり、バランスの良い身体つきをしています。

ちなみにブルテリアを小さく改良したミニチュアブルテリアもいます。体高は約30cm前後、体重は13kgと、ブルテリアをそのまま小さくしたような犬種です。

寿命

ブルテリアの寿命は平均して約12年です。

もちろん個体差はあります。外飼いであればもう少し寿命は短くなってしまいます。

そのため、なるべく室内飼いをし、飼い主と一緒にいる環境で飼育してあげると良いでしょう。

コミュニケーションとして、身体をマッサージしてあげたりすることで、犬の身体の異常にもいち早く気が付くことができるでしょう。

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被毛

ブルテリアは犬種の中では短毛である種類のため、寒さに弱いです。そのため、冬場は服を着せてあげる等の対策をし、散歩をしましょう。

被毛のカラーは何種類かあります。

ブルテリアの代表的なカラーはホワイトや、目の部分だけブラックの「アイパンチ」、トライカラー、レッドアンドホワイト等のカラーがあります。特に人気なのが「アイパンチ」です。これももしかしたら「平成イヌ物語バウ」の影響なのかもしれませんね。

ちなみに抜け毛はそこまで多くはありませんが、抜けます。そのため定期的なブラッシングが必要になります。短毛のため、皮膚を傷めないためにもラバーブラシを使用し、優しくブラッシングをしてあげましょう。

週に2、3回程のブラッシングで良いです。

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ブルテリアの歴史

ブラックホワイト
Photo byI_Love_Bull_Terriers

ブルテリアは、18世紀中期にできた犬種です。

闘犬として活躍させるために、ホワイトイングリッシュテリアとスタッフォードシャーブルテリア、オールドイングリッシュブルドッグを交配してできた犬種がブルテリアです。

イギリスで闘犬が禁止され、その後ペットとして飼育しやすいようにスパニッシュポインター等と交配をし、最終的にいまのブルテリアになりました。

ちなみに現在のブルテリアは改良を重ねられたことにより、特徴的な顔だちになりました。1900年代初期のブルテリアは、もっと犬らしい普通の顔でした。

ブルテリアの飼いやすさは?

遊んでいるブルテリア
Photo byI_Love_Bull_Terriers

ブルテリアは家庭犬として改良されてきたとはいえ、元闘犬でありテリアの血も入っています。

そのため、素人には飼いやすいとは言いづらい犬種です。先述したように、警戒心が強く他人には攻撃的であるため、ほかの動物とともに飼育するのも難しいかもしれません。

しかし、服従訓練を徹底すると、大変飼いやすい犬になるでしょう。飼い主に対しては従順であり、いたずら等もしないでしょう。

ただし、訓練をしっかりしないと、手のつけられない犬になる可能性もある犬種です。

はじめて犬を飼う人がブルテリアを検討している場合、近所のドッグトレーナー等を一緒に服従訓練をすることをおすすめします。

飼育のコツや注意点

様々な環境でいろいろな人や犬と仲良くさせたいと考えている人は、幼犬期がカギとなります。

子犬のころは社会化を育む上でとても大事な時期です。幼犬期に社会化を育むことができなかった犬は、成犬になってから知らない人や犬に吠えたり、必要以上に警戒心が強くなったりする可能性があります。

そのためブルテリアが子犬のうちから様々な場所へ連れて行き、様々な人や犬と接する機会を作ってあげましょう。そうすることで、ブルテリアといえども社会化ができた犬になるでしょう。

また、ブルテリアのしつけをする際は甘えは許されないと考えておいたほうが良いでしょう。叱るときはしっかりと叱る、褒めるときは思い切り褒める、このメリハリをつけることが大事です。叱るときは大きな声で「だめ!」等と言うと犬は叱られていることを理解するでしょう。

遊ぶことは好きな犬種です。そのため、訓練をする際はおもちゃをうまく使用して訓練をすると良いでしょう。

散歩は1日朝晩の2回、合計で1時間程度の散歩時間が理想的です。短毛で暑さ、寒さに弱いため日中の散歩は避けましょう。

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気をつけるべき病気

ブルテリアは被毛のカラーによって気を付ける病気が変わってくることがあります。

ホワイトカラーのブルテリアは、先天性の慢性皮膚炎や心臓病に気を付ける必要があります。皮膚病予防に、過度なシャンプーを控えること等が挙げられます。絞った濡れタオルでブルテリアの身体を拭いてあげることで、清潔な身体を保つことができるでしょう。もちろん定期的なシャンプーも大事です。

また、トライカラー等の色がついた種類は、こちらも先天性の腎臓疾患に気を付けなければなりません。

カラー問わず、ブルテリアは脱臼になりやすいです。そのため、室内ではカーペットを敷く等、滑りにくい環境を整えてあげましょう。

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