犬のため息の理由とは?注意すべきため息について紹介!
犬を飼われている方で、犬のため息を聞いたことがある人はどれぐらいいらっしゃいますか?犬のため息が、まるで人間みたいで面白い!なんて思う反面、なんとなく心配にもなりますよね。今回は、犬がため息をつく理由と、注意すべき点についてご紹介します。
最終更新日2020.05.06
まず、こちらの動画をご覧ください。こちらが犬のため息です。
犬と生活をしている中で、このように「ふぅ」とため息をついているのを耳にしたことはありますか?一瞬「え?!」とビックリしますよね。人間に置き換えて「犬もお疲れなのかな?」なんて楽観的にもなりがちですが、実はこの犬のため息には、楽観的にとらえて良い場合と、そうでない場合があります。
なぜ、犬はため息をつくのか。次項で詳しくお伝えします。
犬のため息の理由とは?
それでは犬のため息の理由をご紹介していきます。
犬のため息の理由① リラックスしている
犬のため息を聞くタイミングは、寝る前が一番多くないですか?ぼちぼち眠たくなってきた犬が、寝る準備に入ったときにため息をつきます。
つまり、リラックスしている状態です。リラックスしている状態は、就寝前以外にも、優しくなでられているときや、ブラッシングをされているとき、ご飯を食べた後やのんびりしているときといった、犬が緊張から解き放たれときにも同じです。
犬のため息の理由② いいことがあると思っている
ため息をつくことで、「いいことがある」と思っている場合もあります。それはかつて、ため息をついたことで、飼い主に優しく声を掛けられたり、オヤツをもらえたという「いいこと」を覚えていて、それをアピールするための意図的につくため息です。
このケースの場合は、飼い主の目を見ながら、聞こえるようにため息をつきます。賢いし可愛い行いですが、この要求を飲むことで繰り返すようになったり、ワガママな性格になってしまいますので、あまりこの要求は受けない方が賢明です。
犬のため息の理由③ 不満やストレスを感じている
このケースの場合、理由①や②と違って、放っておくのは禁物です。
例えば、飼い主が散歩に連れて行ってくれなかったり、ご飯がもらえなかったり、かまってくれなかったりすることで抱く不満やストレスは、犬の健康面からいってもいいことではありません。犬にとって散歩や飼い主との遊びは喜びであり幸福です。それらを怠ってしまうことで、犬にとっては辛いストレスとなり、諦めにも似た表情を浮かべながらため息をつくのです。
逆にかまいすぎたり、抱っこをし続けても不満を覚えるようです。ため息をついたあとで、そっぽを向いてどこかに行ってしまう場合は、犬のストレスや不満の原因を考え、改める必要があります。
理由③のあたりから、段々と笑えない状況ですが、実は犬がため息をつく理由には違う意味もあります。
次項では、その違う意味についてご説明します。
病気の可能性も?こんな犬のため息は注意
こんなケースの場合は、病気の疑いがあります。
例えば、あまりにもため息が多い場合は、呼吸が苦しかったり、吐き気があったりすることで、深い呼吸をしている可能性があります。特に短頭種のブルドッグやペキニーズなどの犬種は、鼻水が詰まりやすく、鼻水を出すためにため息をついてることも考えられます。
たくさん鼻を鳴らす行為や、ため息とは違う鼻息が続いた場合は、「鼻腔狭窄(びくうきょうさく)」といって、鼻腔が狭くなっている状態にあり、呼吸困難を引き起こすために注意が必要です。なので、ため息とは言い難いような長いため息や、呼吸に異常を感じた場合は病院を受診しましょう。
また、強いストレスを感じている場合、長い間放置したままにすると、気持ちが沈んだり、うつ病などの精神的疾患になってしまう可能性もあります。ため息をつく理由でも述べたように、もし、犬のストレスについて思うことがあるとしたら、ストレスが解消できるように、飼い主自ら改善する必要があります。
まとめ
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