飼いやすい淡水魚おすすめランキングTOP10をご紹介!
これから淡水魚を飼育しようと考えている方のために飼育しやすい淡水魚のおすすめランキングTOP10をご紹介します。それぞれの淡水魚の体長や値段や特徴などを把握した上で飼育する淡水魚を決めましょう。初心者には飼いやすい淡水魚がおすすめです。
最終更新日2020.05.06
飼いやすい淡水魚おすすめランキングTOP10!
アクアリウムといえば、カラフルな熱帯魚が主流でした。
しかし、近年は日本産の淡水魚も人気が上がってきています。熱帯魚のような派手さはないものの、日本産淡水魚には渋い美しさがあり、その美しさが知られるようになったのです。
また、大量に養殖されている熱帯魚に比べて飼育の難しい種が多いのですが、器具レベルの向上により飼育しやすくなったのも、人気の理由の一つです。
とはいえ、渓流性の川魚など、飼育の難しい種はいくつもあります。そこでこの記事では比較的飼育しやすいおすすめの日本産淡水魚をご紹介します。
キンブナ
キンブナは流れの緩やかな河川や池、湖沼に生息しています。
おそらく、日本産淡水魚としてはダントツの飼いやすさです。金魚の原種ともいわれており、飼育も金魚とほとんど変わりません。やや大きくなるのが難点ですが、持て余すほどではありません。
なお、よく似た別種にギンブナがいますが、飼育する上では特に違う点はありません。
ギンブナのほうが一回り大きくなりますが、飼育下ではほとんど同じです。
全長:15センチ~30センチ(飼育下では20センチ程度)
価格:500円ほど
飼育ポイント:やや大きく活動的なので60センチ以上の水槽で飼育
キンブナ
- 非常に飼いやすい
- 価格も安いが、地味なので販売していることは少ない
- 60センチ以上の水槽で飼育
タイリクバラタナゴ
タイリクバラタナゴは流れの緩やかな河川や池、湖沼に生息しています。飼いやすいうえに、美しい魚です。
特にオスの婚姻色には目を見張るものがあります。メタリックに輝く美しさは、カラフルな熱帯魚にも引けを取りません。二枚貝の内部に産卵するという変わった繁殖生態を持つことでも有名です。タナゴの繁殖用に生きた二枚貝を販売しているところもあるので、もし繁殖にチャレンジしたい場合は利用するといいでしょう。
ただし、二枚貝の飼育は非常に難しく、長期飼育はできないようです。
なお、タイリクバラタナゴは鑑賞用に中国から持ち込まれた外来種ですが、日本固有のタナゴ類もたくさんいます。日本固有のタナゴ類も美しいものが多いのですが、飼いやすさでは本種がおすすめです。
全長:4センチ~5センチ
価格:200円~500円
飼育ポイント:繁殖を狙うならドブガイなど二枚貝が必要
タイリクバラタナゴ
- 非常に飼いやすい
- 繁殖には生きた二枚貝が必要
- 外来種なので、逃がさないように注意
ドジョウ
ドジョウは童謡にも登場する有名な淡水魚です。
池や湖沼、水田などに生息し、泥底を好みます。口の周りに10本のひげがあり、泥の中の食べ物を探します。水槽内で泥底を再現する必要はなく、普通の砂利で問題ありません。
また、腸で呼吸することができ、ときどき水面で口から空気を吸い込み、水底に戻りながらお尻から空気を出す様子が見られます。他の魚の食べ残しを食べてくれたり、適度に水槽内を動き回ってくれたりと、脇役として混泳させても、とても活躍してくれる魚です。
ドジョウにはいくつかの種類がありますが、マドジョウと呼ばれる普通のドジョウがもっとも飼いやすく、ホトケドジョウはやや飼育難易度が高めです。
全長:10センチ~12センチ
価格:500円ほど
飼育ポイント:単体で飼育しても楽しいが、他の魚の脇役としても最適
ドジョウ
- マドジョウ、ヒドジョウが飼いやすい
- 水槽から飛び出しやすいので、脱走に注意する
- 他の魚との相性も良く、混泳に最適
ムギツク
ムギツクは黒いストライプとオレンジのヒレが美しい川魚です。
このストライプは若い個体に特有のもので、大きくなるにつれて消えてしまいます。流れの緩やかな河川や、田んぼの用水路に生息しています。動きが素早く直線的で、見ていて気分のいい魚です。親魚が卵を守るオヤニラミやドンコの卵に自分の卵を混ぜてしまう「託卵」という習性があります。自然分布は関西方面ですが、関東に人為的に持ち込まれています。
また、関東にはモツゴという似た魚がいますが、モツゴは全長8センチ程度とムギツクより小さく、ヒレもオレンジ色ではありません。飼育はムギツクと同じくらい容易です。
全長:10センチ~15センチ
価格:200円~500円
飼育ポイント:まとまった数で群れを作らせると美しい
ムギツク
- 活発な魚なので、少し大きめの水槽で飼育する
- 複数で飼育し群れを作らせると特に美しい
- 託卵することでも有名