プレーリードッグの値段・価格は?性格や飼育についてもご紹介!
動物園で良く見かけるプレーリードッグ、可愛らしい姿を見てペットとして飼ってみたい!と思う方もいますよね。そんな方向けにプレーリードッグがどういった動物であるのか解説していきます。あわせて値段や飼育の仕方、性格・寿命など飼育に役立つ情報をお伝えしていきます。
最終更新日2020.05.06
プレーリードッグには5つの種類があります。
オグロプレーリードッグ
日本国内でペットとして流通しているのはこのオグロプレーリードッグです。単にプレーリードッグと言った場合はこの種類を指すと考えて差し支えありません。
プレーリードッグの中でも一番生息範囲が広く、数も多い種類です。オグロという名前の通り尻尾の先が黒いのが特徴です。
オジロプレーリードッグ
オグロプレーリードッグよりも標高が高いところに生息しているプレーリードッグです。こちらも名前の通り尻尾の先が白いという特徴があります。
オグロプレーリードッグより野性味が強く、人にやや慣れにくい性質があります。また冬に冬眠するため飼育が大変だったようです。
ガニソンプレーリードッグ
アメリカのコロラド州、アリゾナ州に生息しているプレーリードッグです。オジロプレーリードッグに似ていますが、あまり生息数が多くありません。
メキシコプレーリードッグ
その名前の通りメキシコに生息しているプレーリードッグです。絶滅危惧種であり、ペットとして飼うことは現実的ではありません。
ユタプレーリードッグ
こちらも名前の通り、アメリカのユタ州に生息しているプレーリードッグです。他の種類と比べるとやや体が小さいのが特徴です。絶滅危惧種ですが、現地の農家の方との衝突が絶えないようです。
生き埋め??恐ろしい習性とは?
プレーリードッグはなわばり意識が非常に強い動物です。自分のなわばりに別の群れのオスが侵入してくるとお尻の臭腺から臭いを出して威嚇し合います。それでも相手が引かない場合は巣穴ごと相手のオスを生き埋めにしてしまうこともあるそうです。
食べるために殺すわけではなく、自分や自分の群れが生き残るために相手を殺すという半ばみせしめ的な行動を取ることもあるプレーリードッグ。可愛い顔をして意外と強烈な一面も持ち合わせています。
プレーリードッグの飼育や飼い方について
ではプレーリードッグの飼い方のポイントや注意点についても見ていきましょう。
餌
プレーリードッグ飼育で注意が必要なことその1が餌です。
プレーリードッグは野生下ではカロリーが少なくて繊維質が多いイネ科の植物を食べて暮らしています。カロリーの高い物を食べ続けるとあっというまに肥満になってしまうため、食事は低カロリー高繊維質の牧草(チモシー)とプレーリードッグ用のペレットをメインに与えましょう。
ニンジンやさつまいも、小松菜などの生野菜や果物、ヒマワリの種などを与えると喜びますが、健康のためにこれらはおやつと考えた方が望ましいです。
室温
プレーリードッグ飼育で注意する事その2が室温です。
理想の室温は20~28℃と言われています。野生のプレーリードッグが暮らしている巣穴は年間を通して15℃程度に保たれているため、実は暑さにも寒さにも弱いのです。
あまりにも室温が高くなると熱中症になってしまうことから、夏場はエアコンが欠かせません。逆に冬場はあまりにも室温が低くなってしまうと仮死状態になってしまうため、ヒーターを使ったりケージに毛布をかぶせたりして保温する必要があります。