センザンコウとはどういう動物なのか?
センザンコウという動物をご存じですか?まるで怪獣のような容姿をしている独特な歩い方が特徴の哺乳類です。体の表面は固い鱗に覆われています。センザンコウは絶滅危惧種の一種です。この機会に、センザンコウの生態を知ってください。個性的な生体です。
最終更新日2020.05.06
センザンコウとはどういう動物なのか?
Hunters are no longer taking pangolins only opportunistically—they're actively hunting them https://t.co/rN5T2gpnOL
— National Geographic (@NatGeo) December 3, 2018
センザンコウはリアル怪獣というイメージの動物です。
特撮映画に登場しそうな容姿をしています。実はセイザンコウは英語名では「パンゴリン」という名称がつけられています。見たことも聞いたこともないこの、センザンコウはまるでアルマジロ?のような風貌をしています。ビジュアルを見たときには「えっ?これ怪獣?」と思わず声に出してしまうほどのインパクトがあります。
動物園などで展示される場合には、英語名の「パンゴリン」としての表示は見当たりません。あくまでもセンザンコウとして探してみてください。
センザンコウの画像や動画
実際にセンザンコウの姿かたちをまずはご覧ください。想像していたよりも、その姿に衝撃を受ける人も多いのではないでしょうか??これは一体何者のなのか??そんな疑問を投げかけるような画像や動画をご紹介します。センザンコウとは?こんな動物だったの?とカルチャーショックを受ける人も多いはずです。
密輸が相次ぐセンザンコウ
センザンコウは絶滅種ということで、最近は悪意のある者が密輸をして捕まるという案件が相次いで報告されています。それでも世界中の動物の闇市ではセンザンコウが違法に取引されている現状があるのです。アフリカ原産のセンザンコウを保護する活動はまだまだ、活発化されていません。なぜ密輸の対象になるのかと言えば、センザンコウのうろこにその理由がありました。
中国では漢方薬の原材料として,センザンコウが重宝されているという動きがあります。うろこを乾燥させてあぶると、麻痺の症状がある人に効果があると言われているからです。一部では食用としても流用されるという噂もあるほどです。日本でも「メルカリ」サイトに、マライセンザンオウのはく製が出典されて話題になっていました。種の保存法違反で取り締まられるので、決してそのような売買には近づかないようにしてください。センザンコウとは密輸されるほどに価値の高い動物です。マレーセンザンコウやマライセンザンコウはその中でも人気の品種です。高価な漢方薬の原材料になるので、密輸の対象になるわけです。
センザンコウの特徴
最大の特徴としては全身にウロコが300枚以上もついているということです。哺乳動物というよりも、甲殻類のような固いウロコを持ち合わせるのです。現在では中国、インド、フィリピン、インドでその生存が確認されています。歴史は8千年前にさかのぼります。大きな体をしているのに、長い舌を使ってアリを捕食するという特徴があります。このために、「アリクイ」と混同される場合もあります。
体を覆うウロコは、人間の爪と同じ成分でできています。体重の20%近くの重さをしているというウロコが体中を覆います。相手からの攻撃を察知するとボールのように丸くなります。センザンコウは漢字で表現すると「穿山甲」と書きます。この漢字名から考えても強靭な強いうろこを持ち、英語目の「パンゴリン」は丸く巻き上がるという意味を持つことから、その特徴がうかがい知れます。
センザンコウの種類
センザンコウは全部で8種類に分かれています。現在確認されるセンザンコウは生息する地域にとってそれぞれ名前が付けられているのです。
- ミミセンザンオウ→中国、ベトナム、ミャンマーに生息している種類です。体調は70センチ~1メートル前後です。
- インドセンザンコウ→インドに生息するセンザンコウで体調は1メートルです・
- マレーセンザンコウ→インドネシアやタイに生息しています。体調は80センチ~110センチと大きな体をしています。
- オオセンザンコウ→アフリカで現在確認されているセンザンコウの中でも最も大きいセンザンコウです。1メートルを超える巨体です。
- フィリピンセンザンコウ→フィリピンのバラワン島に生息しています。
- サバーナセンザンコウ→アフリカ地方の南東部に生息しています。他のセンザンコウよりも一回り小さい目の絶滅種と言われています。
- オナガセンザンソウ→アフリカの中部に生息しています。体長は40センチ程度ですがしっぽの長さが体長よりも長く70センチほどになります。
- キノボリセンザンソウ→アフリカ中部宇生息しています。木登りが上手で尾の長さは50センチを超えます。
- マライセンザンコウ→インドネシアやマレーシアに生息しています。国際希少野生植動物に指定されています。
センザンコウとアルマジロとの違い
センザンコウとアルマジロは下の点で共通点が多いと言われています。
- ありを食べる
- 舌が長い
- 丈夫な体を持ち敵から身を守る
違いは生息地です。アルマジロは北アメリカ大陸から南米大陸に生息しています。センザンコウはアフリカ大陸からアジアに分布しているという違いもあります。鱗の部分に固さはどの種類も同じです。一番の特徴は帯び重なる鱗の柄なのです。
センザンコウは日本で飼育できるのか?
If you could tame ONE animal and have it as your pet for your entire life what would you pick!?
— PsyQo Kolby | Overall (@PsyQo_Kolby) December 3, 2018
Id pick a mf Pangolin pic.twitter.com/6IjKbtSGXw
If you could tame ONE animal and have it as your pet for your entire life what would you pick!?
— PsyQo Kolby | Overall (@PsyQo_Kolby) December 3, 2018
Id pick a mf Pangolin pic.twitter.com/6IjKbtSGXw
ワシントン条約においては保護されている動物の一種です。それでも申請をして承認が下りれば日本でも飼育は事実上、可能となります。それでも、ペットとして飼育が可能かどうか?という物理的な問題があります。まずは、エサとしての大量のアリの確保が必要です。鱗の裏にあるダニ対策も問題になります。総合的に考えても飼育するのは困難な動物です。
サンザンコウは珍しい夜行性の動物
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