世界一可愛いと言われている「トラツリアブ」ってどんな虫？生息地は？
世界一かわいい虫としてツイッターを始めとしたSNSで人気を集めている、「トラツリアブ」をご存知ですか？虫が苦手な方でも思わずかわいい！と言ってしまいそうなトラツリアブについて、どんな虫なのか、どこに住んでいるのかその生態を見ていきましょう。
最終更新日2020.05.06
世界一可愛いと言われている「トラツリアブ」ってどんな虫？
トラツリアブはその名前の通り、アブの仲間です。
アブというと刺されると痛いという印象を持っている方が多いと思いますが、トラツリアブはオスメスとも人間を刺しません。人懐っこい性格をしているといわれており、手を差し伸べると乗ってくれることもあるそうです。
トラツリアブの画像を見てみよう
画像を見ただけで思わずトラツリアブに一目ぼれしてしまった、そんな方もいるのではないでしょうか。
虫らしからぬふわふわの毛は、まるで空飛ぶぬいぐるみのようです。
どんな特徴があるのか
- 体長：10mm程度
- 体色：淡い白～黄色
ただし良く見かけるかわいいトラツリアブは全てメスです。オスはもっと目が寄っていてハエっぽい見た目をしているため、虫が苦手な方は見るのを避けた方が良いかもしれません。
学名について
トラツリアブの学名はAnastoechus nitidulusといい、ツリアブというハエの1種です。
ツリアブの仲間はホバリングしながら空中で静止し、花の蜜を吸って生活しています。その様子が吊下げられているように見えることから「ツリ」アブと名付けられたようです。
ツリアブは英語でハチのような飛ぶ虫、「Bee fly」と呼ばれています。
トラツリアブの生息地は？
生息地について
トラツリアブは主にユーラシアに生息しています。
日本国内でも生息が確認されていて、特に岡山県では多く目撃されています。大阪、兵庫、三重、山口、愛媛、九州でもその姿が確認されています。
実は絶滅が心配されている
日本国内では1915年にはじめて発見されたトラツリアブですが、発見当時から数が少ない昆虫だったようです。今も非常に数が少なく、絶滅してしまうのではないかと心配されています。
かわいいトラツリアブを見たい、写真を撮りたいと思う気持ちはわかります。ただ小さな体のトラツリアブは、ちょっとした環境の変化でも大きなダメージを受けてしまうかもしれません。彼らの生息地を荒らさないよう、そっと見守りたいものです。
トラツリアブはあるポケモンのモチーフだった？
実はこのトラツリアブをモチーフにした、ポケモンがいることをご存知ですか？
サン・ムーンから登場したむしポケモン、「アブリー」のモデルがこのトラツリアブなんです。トラツリアブがモデルだと考えると、アブリーのかわいさにも納得できますね。
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