ハムスターの噛み癖を直そう!ケージを噛むのを止めさせる対策を紹介
可愛らしさでずっと人気のあるハムスターは、噛むことで歯を削る習性があります。しかし、その噛む以外の「噛み癖」について、お悩みの飼い主さんも多いのではないでしょうか?今回は、そんなハムスターの噛み癖の原因と対処法、そしておススメの商品をご紹介します。
最終更新日2020.05.06
ここまで、ハムスターの噛み癖についてお伝えしてきました。ケージを噛む行為は、ハムスター自身の口内が傷つき、咬み合わせも悪くなることで、精神的にも身体的にも良いことはありません。ただでさえ小さくて繊細な生き物です、命の危険も危ぶまれます。
そして、飼い主や他人の手や指を噛んだ場合、甘噛み程度でしたらすぐに水で流してキレイに保てば大丈夫ですが、血が出てしまうほどの強い噛み方をされた場合は、すぐに病院に行ってください。噛まれたことで「アナフィラキシーショック症状」が引き起こる可能性もあります。
この「アナフィラキシーショック症状」とは、急激な蕁麻疹や呼吸困難、血圧低下、意識障害を起こし、最悪死に至るという急性アレルギー反応のことです。通常はハチに刺されたり、食べ物や薬品が原因の場合が多く、ハムスターが原因になる可能性はかなり低いといわれていますが、実際ハムスターに噛まれて亡くなった人もいるので、アレルギーやぜんそくを持っている人は十分にお気をつけください。
また、人と脊椎動物の共通感染症「人獣共通感染症」により、細菌やウイルスが原因の病気は全て、人間とハムスターの間で感染し合います。なので、ハムスターを触る前と触った後には、十分な手洗いを心がけましょう。甘噛みの場合も念のためお忘れなく。
何かしらの事態により、噛まれるのを覚悟で触らなければいけない場合は、手袋の着用も一つの手段です。
薄い手袋はあまり意味ないので、厚手のものを選びましょう。
まとめ
今回は、ハムスターの噛み癖の原因や、噛まれない方法、対策法についてお伝えしてきました。
ハムスターは、戦うことをしない、温和で平和主義の動物です。それゆえに繊細で臆病な面を持っています。
この性質を理解し、ストレスを与えたり溜めさせないように心がけて、噛み癖を少しでも抑えられるようにしてあげましょう。
なにより、飼い主との信頼関係を築くことです。なつかないと思われがちなハムスターも、一度飼い主を信頼すればなつかないことはありません。犬や猫のようなわかりやすいしつけは難しいですが、愛情を持って取り組んでいきましょう!