なぜ蝶(チョウ)の数え方は1頭、2頭なのか?数え方の由来を紹介!

なぜ蝶(チョウ)の数え方は1頭、2頭なのか?数え方の由来を紹介!

ヒラヒラと美しく舞う蝶(チョウ)。その蝶(チョウ)の数え方が「頭」ということをご存知ですか?なぜ、見た目で感じる「枚」や「羽」ではなく、まるで哺乳類のような「頭」という数え方なのでしょう?今回は、その「頭」になった由来や理由についてお伝えします。

ポット
ライター

ポット

2015年9月生まれのきょうだいハチワレと共に暮らしています。この子たちの存在は何よりの活力です。そのパワーがあふれ出し、2017年12月に「愛玩動物飼養管理士2級」を取得。猫だけじゃなく、愛玩動物といわれペットについて少しでもお役に立てればと思っています。

記事の目次

  1. 1.蝶(チョウ)の数え方
  2. 2.蝶(チョウ)の数え方の由来

蝶(チョウ)の数え方

Photo bybogitw

蝶(チョウ)の見た目から言うと、どうしても「羽」や「枚」というイメージを持ちますが、蝶の数え方は、牛や馬などの大型動物と同じ「頭」になります。蝶は昆虫なので、ほかの昆虫と同じように「匹」と数える人も多いようですが、なぜ、蝶は「頭」という数え方になったのでしょうか。

以下で、その最も有力とされている理由・由来をご紹介します。

蝶(チョウ)の数え方の由来

Photo byStergo

蝶を「頭」と数えるようになった正確な理由はわかっていないようですが、よく知られているものとして「西洋の動物園での数え方が定着した」という理由・由来があります。

動物園には、大きな動物以外にも、小動物や珍しい昆虫なども飼育されています。もちろん蝶もです。そんななか、西洋の動物園では、飼育している動物や昆虫を特に区別せず、すべて「head」とという単位で数えていました。昆虫の「head」という数え方が、当時の昆虫学者たちにも広がり、論文などでも「蝶を数える単位=head」が使われるようになった、ということです。

その「head」をそのまま日本語に直すと、ずばり「頭」です。これが日本でも「head=頭」として広まり、その後定着していった、というのが理由であり由来となっています。

ちなみに、どうしても「羽」とも言いたくなりますが、「羽」は鳥が持つ羽を表す漢字であり、「羽」は鳥を表す単位です。昆虫の場合、正確には「羽」ではなく「翅」と書きます。しかし、蝶は昆虫なので、「羽」でも「匹」でも大きな間違いではないとのことです。

数え方以外にも、蝶(ちょう)、蝶々(ちょうちょう、ちょうちょ)と呼び方の違いもありますね。美しい羽根を持つ可憐な昆虫である蝶は、見た目の美しさ以外にも、実は奥深くて興味深い秘密がまだまだありそうです。

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