イカの数え方の単位はなぜ「杯」なのか?由来を紹介!

イカの数え方の単位はなぜ「杯」なのか?由来を紹介!

生き物や物質には様々な数え方や単位がありますが、今回の主役「イカ」の数え方や単位をご存知でしょうか?なんとなく聞いたことはあっても、その意味や理由について深く知る人はあまりいません。ということで、今回は食卓でもお馴染みのイカの数え方や単位についてお伝えします。

ポット
ライター

ポット

2015年9月生まれのきょうだいハチワレと共に暮らしています。この子たちの存在は何よりの活力です。そのパワーがあふれ出し、2017年12月に「愛玩動物飼養管理士2級」を取得。猫だけじゃなく、愛玩動物といわれペットについて少しでもお役に立てればと思っています。

記事の目次

  1. 1.イカの数え方の単位は?
  2. 2.なぜイカの数え方の単位は「杯」なのか?
  3. 3.イカの状態によって数え方の単位は異なる?
  4. 4.イカの数え方・単位 まとめ

イカの数え方の単位は?

我々が一番身近に感じるイカ(烏賊)は、水揚げされて、商品となって市場やスーパーなどの小売店で売られているもので、その場合のイカの数え方は「1杯」です。

1杯は「いっぱい」と読みますが、実はイカの容姿状況によっても、単位や数え方が変わってくるそうです。同じイカなのに面白いですよね。

Photo byumiyuki

まずは、「杯」というイカの数え方の単位についてご説明します。

なぜイカの数え方の単位は「杯」なのか?

Photo byDanaTentis

なぜ、イカを「杯」と数えるようになったのか。そこには「杯」という漢字に意味があるとされています。

「杯」は、「木」と「不」が組み合わさってできた漢字で、「不」は花の「がく」の形で、「ふくらむ」という意味があり、そのことから「ふくらみのある器」を表しています。実際にイカの胴体も、イカ飯やイカ徳利にできることから、「杯」が持つ意味やイメージにピッタリ!

ということで、イカを「杯」「1杯、2杯」と数えるようになった、といわれています。

Photo byDeltaWorks

イカの状態によって数え方の単位は異なる?

さきほども少し触れましたが、同じイカなのに、その容姿状況によっては数え方や単位が変わるそうです。

「杯」はスーパーや小売店などで売られている状態であることはお伝えしましたが、例えば、まだ水揚げされる前の、海中を優雅に泳いでいるとき・生きているときは「1匹」と数えられます。

さらに、そこから干物やするめになったら「1枚」、活け造りでお皿に盛られたときには「1盛」、お寿司の場合は「1貫」、というように、姿かたちが違うだけで、数え方が変わってくるのです。

Photo by macbsd

そしてさらには、2匹以上が同時に釣れたときは「1荷(か)」となります。これは、1本の釣り糸に2本以上の釣り針を結びつけ、一度に2匹の魚を釣れたときに使われるようです。また、10匹ずつ束ねられたときは「1連」と呼ばれるようです。

同じイカですが、状態・状況が違うだけで、なんと7種類もの数え方や単位が出てきました。「1荷」や「1連」は、あまり一般庶民が使うことはないと思いますが、「1杯」「1枚」「1盛」「1貫」の違いは、知ってても損はないですし、思わず誰かに教えたくもなってきますよね。

途中で混乱しましたが、実に面白い事実でした。

ちなみに、同じ仲間であるタコ(蛸)やカニ(蟹)も、イカと同じ「1杯(いっぱい)」と数えます。タコは、イカと同じ理由から「1杯」となり、カニはカニの甲羅が丸く、容器のような形をしていることから「1杯」と数えらているようです。

イカの数え方・単位 まとめ

フリー写真素材ぱくたそ

今回は、イカの数え方や単位と、その意味や種類についてお伝えしました。大変興味深い内容となりましたね。もしかしたら、イカ以外にも、数え方や単位の違いが多い生き物がまだまだたくさんいるかもしれません。

またわかり次第ご紹介していきたいと思います。乞うご期待です!

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