あなたの柴犬は肥満?成長過程の体重の推移・平均体重を紹介!
根強い人気を誇る日本の柴犬。サイズ的には「中小型犬」と分類されていますが、普通の柴犬ってどのくらいの体重? うちの子、肥満じゃない?飼っている方なら誰でも疑問に思いますよね。平均的な柴犬の体重や、注意すべき肥満についてまとめていきたいと思います。
最終更新日2020.05.06
体重だけで肥満を判断できない理由
俗に言う15キロを超えたからといって、その個体が肥満かどうか判別できません。先ほどにも述べたとおり、犬にも背の高い子・低い子、筋肉質な子・そうじゃない子、骨太な子・華奢な子がいるので、「この体重がベスト」というのはその個体によって違います。
骨が太く、頭蓋骨が大きい子の体重が重くなってしまうのは当たり前のことです。
筋肉は脂肪よりも重いです。
10キロの子と15キロの子がいるとして、15キロの方が太っているとは限りません。
15キロの子が大柄で骨太なオスで、筋肉質で、体に脂肪があまりついていなければ、その子は「15キロ超え」ですが問題はありません。
一方10キロの子は、その子が本来7キロ以下であるべく体格をした豆柴で、筋肉や骨ではなく、脂肪で体重を増やしてしまっていた場合、肥満です。
ただし大柄で体重が重い子の中には、筋肉だけではなく脂肪もかなりついているケースもあるのです。
我が家のねねは、メスでありながらもオスよりも大きさがあります。筋肉量もそこそこあり、頭蓋骨こそ小さいですが、胴が長く骨太です。それでも理想体重が11キロのねねは、13キロを超えてしまいました。
触ってみると実際にたぷつきがあり、13キロの原因が脂肪にもあることがわかります。
体重よりもたぷつきが問題ということがわかってきたので、BCS(ボディコンディション・スコア)について紹介していきたいと思います。
BCSで肥満をチェックしよう
BCSとは、犬の体を見たり触ったりして体型を5段階評価する方法のことです。3段階目にいたら理想体型、1と2はやせ気味、4と5は太り気味という風に判断します。
横から見たときのウエスト、上から見たときの腰のくびれ具合、そしてあばら骨の浮き具合や触ることでわかるかどうかなどが判断基準となります。
BCSについての下記の記事を紹介します。
やり方など詳しく書かれてあるので、ぜひ愛犬のBCSを実際にチェックしてみてください。
柴犬の肥満を解消するするには?
運動でエネルギーを燃やす
摂取カロリーに対して消費カロリーを増やすことが大切です。
柴犬は運動量の必要な犬種。運動させましょう。
- 散歩
- 自転車での並走
- ロングリードをつけて走る
- ボール遊び
- ドッグラン
などの方法があります。
散歩って運動にならないって本当?
柴犬は1日1時間以上の散歩が必要であり、また体重と同じ分だけの距離を歩くことが必要だとも言われています。(例、10kgの子なら10km歩く。)
1時間で10キロって、考えてみれば結構速足ですよね。
それに「うちの犬、匂い嗅ぐために立ち止まってしまうんだけど……」という声も。
犬の情報収集やマーキング、ストレス解消や排泄のために散歩は必要ですが、実はそれ自体は大した運動にはなりません。
「歩く」のではなく「走る」のが大切だということです。
工夫が一番!
自転車での並走や、ドッグランで思いっきり走らせるのがよいとよく言われています。
「でもうちの子、危なっかしいからいきなり並走なんて無理だ」
「ドッグランに行くとよその犬と喧嘩しちゃう」
そんな人はどうすればよいのでしょう。
ねねもドッグランへ行くと、ほかの犬を目で追ってしまい、その場から動かなくなってしまいます。
それでも工夫によって、ねねは走ります。
- 夜の公園を、ロングリードをつけて走らせる
- 飽きられないよう、目新しい公園に行く
- 誰もいない時間を見計らってドッグランに行く
- ボールを投げるときはフェイントをかける
- フリスビーに興味を持たせる
13キロ台だったねねは、2ヶ月の運動で12キロ台まで体重を落とすことができました。
あなたの愛犬に合った運動方法を見つけてあげてください。