柴犬の毛色4種類(白・赤・胡麻・黒)と性格をご紹介!色で性格が違う?
日本犬の一種である柴犬は、人懐っこさと愛らしいお顔で大人気の犬種です。近年は海外でも大変人気です。そんな柴犬ですが、全部で4種類の毛色があることをご存知ですか?今回は、その4種類の毛色と、それぞれの性格についてご紹介します!
最終更新日2020.05.06
「柴犬」というと、皆さんはどんな色の柴犬をイメージしますか?
一般的なイメージですと、茶色い柴犬をイメージするかと思いますが、実は柴犬の毛色は「白」「赤」「胡麻」「黒」の4種類があります。中には希少で珍しい毛色もあったりするんですよ。
では、さっそく柴犬の4種類の毛色と、それぞれの性格についてご説明していきます。
知っているようで知らなかった情報が出てくるかもしれませんよ。
柴犬の毛色の種類
柴犬の毛色は、白色、胡麻色、赤色、そして黒色の計4色です。
以下では色別に詳細をお伝えします。
白色
穏やかな印象があり、被毛も柔らかく見える白い柴犬ですが、一口に「白色」と言っても、真っ白な個体もあれば、クリーム色のような個体もいます。実はもともと「白」は公式な色ではなく、赤柴同士の交配の過程において、色素が薄くなっていったことで誕生したのが「白」、つまり「白柴」です。
そのため、柴犬の中で白柴が占める割合は10%程度です。10%という珍しさとあまりの白さから、遺伝疾患である「アルビノなのでは」と心配する方もいらっしゃるかもしれませんが、メラニン色素が欠乏する突然変異のアルビノに対し、白柴は一定数必ず生まれてくるため、健康的な不安要素は心配いりませんのでご安心ください。
白柴の特徴や魅力
白柴の特徴といえば、なんといってもふんわりとした被毛です。
白ゆえに汚れが目立ちやすいですが、手入れをしっかりしていれば、そのフワフワ感がより美しく見えます。
また、あまり感情を表さないタイプが多い日本犬において、真っ白な白柴は、細かい表情までわかりやすいのが魅力でもあります。
成長とともに、徐々に被毛が白からクリーム色に変わる個体もいるそうで、中には鼻の色も、黒からピンク色に変わっていく個体もいるとのことです。
写真や映像などで、その変化を記録しておくのもいいかもしれませんね。
胡麻色
胡麻色の柴犬は、柴犬の中でもっとも珍しく、希少性の高い毛色です。柴犬の中で胡麻色柴犬が占める割合は数%です。
画像のように特徴のある独特な胡麻色は、赤・黒・白の3色からなる混合毛でできていて、赤色が多い場合は「赤胡麻」、黒色が多い場合は「黒胡麻」と呼ばれています。色だけでなく、見た目の個体差が大きく、個性を感じやすい種類です。
胡麻色柴犬の特徴や魅力
胡麻柴の魅力は、やはりその希少性です。柴犬の中でも数%しかいないため、散歩やお出かけで街を歩けば注目の的になること間違いなしです。
しかし、この独特な胡麻色も、成長に伴って変化していきます。これは胡麻色柴犬に限らずのことですが、柴犬の多くは成長の過程で毛色が変化するそうです。とはいえ、もともと3色の混合色から成っているので、胡麻色柴犬の場合は単色への変化ではなく、色味のバランスが変化していきます。
一緒に暮らす上で、その変化を見守ることも飼い主の醍醐味ですね。
赤色
柴犬の中で一番多くみられるのが、この画像のような「赤色」です。実際に柴犬の中で赤柴犬が占める割合は80%以上であり、ダントツの多さです。
赤色というと真っ赤を想像しますが、ほぼの被毛はキツネのような明るい茶色であり、けして赤毛ではありません。
顔の頬や目の周り、お腹などの内側の被毛は白色です。
この白い部分は「裏白」と呼ばれるそうですが、白い部分は個体によって違いがあります。
赤柴の特徴や魅力
一番個体数が多く、また「柴犬」といえばこの赤柴を連想する方も多いと思いますが、けして赤くはないのに「赤」と呼ばれる理由は、「古くから日本にいる犬」ということもあり、日本人特有の表現から「赤」と呼ばれているそうです。
数が多くてポピュラーなため、やはり人気も一番です。
なお赤柴も、成長に伴って毛色が変化していきますが、濃い個体もいれば薄い個体もいて、自分が飼っている赤柴がどう変化していくのかを見守り続けるのも楽しいですね。