猫が毛布や布団をもみもみ揉む理由や意味とは?

猫が毛布や布団をもみもみ揉む理由や意味とは?

画猫の可愛い仕草の【もみもみ】をされる度に、癒されたり心が和みますよね。とっても愛らしいこの行動、一体どのような時にして、どんな意味がるのでしょうか?また、もみもみをしない猫もいるって本当なのでしょうか?ここでは、そんな猫のもみもみの不思議を解明していきます。

Aya
ライター

Aya

動物看護師をしています。

記事の目次

  1. 1.猫が毛布や布団をもみもみ揉む理由や意味とは?
  2. 2.もみもみしない猫もいる?
  3. 3.もみもみしているときに注意したいこと
  4. 4.猫のもみもみは愛情表現

猫が毛布や布団をもみもみ揉む理由や意味とは?

猫がもみもみする仕草の理由が分かると、猫との暮らしがもっと楽しく豊かなものになります。

猫の愛らしいもみもみの仕草、一体どんな理由があるのでしょうか。実は、猫がもみもみする行動には、こんな理由があるのです。

猫がもみもみする仕草にはどんなのがある?

Photo byQuangpraha

猫がもみもみする仕草は、子猫時代の名残りと言われています。

そのため、猫のもみもみは、以下のような気持ちを意味しています。

もみもみは母乳をチュパチュパと飲む時の仕草

実は、猫のモミモミの原点は、子猫が母乳をチュパチュパと吸う時の仕草なのです。

子猫は、母乳をチュパチュパと吸う時に自分の前足を使って母猫の乳腺を刺激します。そうすることで、母乳が出てくるため、その名残から猫はもみもみをするのです。

もみもみしながらチュウチュウをする仕草

すべての子猫がするわけではないのですが、子猫の中には、モミモミと毛布や布団を揉むと同時に、チュウチュウと母乳を吸う仕草をすることがあります。

とくに、子猫の場合は毛布や布団、ウールなどを好んでちゅうちゅう吸ったりチュパチュパすることが多く、その勢いでそのまま生地や糸くずを誤飲してしまうことがあります。

ちなみに、この行動を【ウールサッキング】といい、1歳位まで続くことがあります。
見ている分には可愛らしい行動ではありますが、ウールサッキングすることにより時に命に関わることもあるため、ウールサッキングの状態によってはやめさせることも必要になっていきます。

もみもみしながらゴロゴロする仕草

モミモミをしながら、ゴロゴロと声を出すことがあります。これは、満足感に満ちている証とも言えます。

例えば、子猫が母乳をもらってお腹いっぱいで満足している感情を表現しています。

猫のゴロゴロは安心しきっているサインでもあります。つまり、この人なら安心だと心を許しているということです。

猫がもみもみする理由とは

猫がもみもみをするのには、実はちゃんとした理由があります。

猫がモミモミと布団や毛布を揉む行動、実は生まれてからそんなに時間が経たないうちに母猫から引き離された猫に多く見られる行動なのです。

つまり、猫がもみもみをしている時は、本能的に甘えたいと感じた時にする行動だったのです。

もみもみしない猫もいる?

もみもみしないからといって、甘えん坊ではないというはないので、安心してくださいね。

実は、すべての猫がモミモミをするわけでなありません。猫がもみもみをしないのには、以下のような理由が考えられます。

親離れができていている

そもそも、猫のもみもみは幼いうちに親猫と引き離されてしまったことで起こる行動です。

つまり、母猫の愛情をたっぷりうけ、きちんと親離れができていれば、もみもみをすることはないのです。

私たち人間と同様に、猫にも色々な事情があるため、必ずしもすべての猫が母猫からたっぷりの愛情をうけているとは限らないのです。

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もみもみしているときに注意したいこと

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